技術概要
本技術は、パンフォーカスカメラに搭載された合焦制御装置であり、特定の平面全体にわたる高精度な合焦を可能にします。AFセンサからの計測値に基づき、撮像面上の3つの計測点の合焦状態を判定。この判定結果から最適な評価指標Rを算出し、レンズの光軸の傾きとフォーカス位置の方向を同時に決定します。これにより、スイングアクチュエータ、チルトアクチュエータ、フォーカスアクチュエータを協調制御し、所定の平面全体を高速かつ高精度に合焦させることで、検査や撮像の品質と効率を飛躍的に向上させる可能性を秘めています。
メカニズム
本技術の合焦制御は、AFセンサから入力された計測値に基づき、撮像面上の3つの異なる計測点について合焦状態または非合焦状態を判定する合焦判定部が核となります。この判定結果を基に制御部が評価指標Rを算出し、Rが最良となるようにレンズの光軸を傾ける方向(スイングアクチュエータ、チルトアクチュエータ)と、フォーカス部のフォーカス位置の方向(フォーカスアクチュエータ)を決定します。これらのアクチュエータを精密に操作することで、レンズの光軸を物理的に傾け、フォーカス位置を調整し、所定の平面全体にわたる合焦状態をリアルタイムで実現します。
権利範囲
AI評価コメント
本特許は、残存期間の長さ、出願人の信頼性、代理人の専門性、請求項の適切な範囲、先行技術の少なさ、そして審査過程で拒絶理由を克服した確固たる権利としてSランク評価を獲得。極めて高い独自性と安定性を兼ね備え、導入企業に長期的な競争優位性をもたらす、極めて価値の高い知財資産と言えます。
| 比較項目 | 従来技術 | 本技術 |
|---|---|---|
| 合焦範囲 | 狭い範囲、単点中心 | ◎広範囲、所定平面全体 |
| 合焦速度 | 深度合成は複数枚撮影で遅い | ◎リアルタイム高速 |
| 複雑形状への対応 | 限定的 | ◎光軸制御で柔軟に対応 |
| システム構成 | 複数レンズや画像処理で複雑 | ○単一カメラで効率的 |
製造ラインの検査工程において、本技術導入により検査時間が20%短縮され、手動調整による不良品発生率が0.5%改善されると仮定します。検査員5名の年間人件費3,000万円(1人600万円)の場合、20%短縮で年間600万円の人件費削減効果が見込めます。また、年間10億円規模の生産ラインで不良品率が0.5%改善された場合、年間500万円の損失削減に相当します。これにより、合計で年間1,100万円以上の経済効果が期待できると試算されます。
審査タイムライン
横軸: 高精度な合焦範囲
縦軸: リアルタイム応答性