技術概要
本技術は、ワイヤレス給電装置において、コストアップを抑制しつつ高効率な電力供給を実現することを目的としています。特に、同一の共振周波数を持つ複数の給電コイルを結合させることで、異なるモード周波数を持つ複数の振動モードを生成し、高周波電源がその中から最適な振動モードを選択して電力供給を行う点が特徴です。これにより、複雑な回路や多数の部品を用いることなく、多様な給電ニーズに対応しながら、電力伝送効率の最大化とコスト抑制の両立を図ることが可能となります。
メカニズム
本技術は、高周波電源と、第1励振コイルを有する励振器、そして第1及び第2給電コイルを有する給電共振器で構成されます。特徴は、第1及び第2給電コイルが同一の共振周波数を持ちながら、結合により複数の異なるモード周波数を持つ振動モードを生成する点にあります。高周波電源は、これらの振動モードの中から、給電対象に最適な1つのモード周波数に対応する周波数の電力を第1励振コイルに供給し、給電共振器を励振させます。これにより、選択された振動モードで給電共振器が共振し、効率的かつ安定したワイヤレス給電が実現されます。
権利範囲
AI評価コメント
本特許は、残存期間、請求項数、審査履歴、先行技術文献数、出願人・代理人属性において一切の減点要素がなく、極めて堅牢で優良なSランク特許です。長期にわたる独占的な事業展開の基盤として、高い市場競争力と技術的優位性を確保できる可能性を秘めています。
| 比較項目 | 従来技術 | 本技術 |
|---|---|---|
| コスト効率 | 高価な部品や複雑な回路が必要 | ◎ |
| 給電効率 | 特定の条件下で低下する傾向 | ◎ |
| 複数デバイス対応 | シングルモードが主流で限定的 | ◎ |
| 設置柔軟性 | 配置に厳密な制約がある | ○ |
工場内のAGVやロボットのバッテリー交換・充電ステーション設置にかかる年間人件費(作業員1名分500万円)と、ケーブル配線・保守費用(年間1,000万円)、電力ロス(年間1,000万円)を合計2,500万円と仮定します。本技術導入により、これら費用の約100%を削減できる可能性があると試算され、年間2,500万円のコスト削減効果が期待できます。
審査タイムライン
横軸: コスト効率
縦軸: 給電の柔軟性