技術概要
本技術は、パスワードやクレジット番号などの機密性の高い文字列を、高いセキュリティを維持しながらコンピュータに自動入力する情報端末機器に関するものです。市販のUSBメモリ等の書換え可能メモリを情報端末機器のローカルメモリとして活用し、コンピュータシステムのメモリマップの外に機密情報を配置することで、情報漏洩リスクを大幅に低減します。さらに、これらのメモリが紛失・盗難された場合でも、内部の不揮発性メモリに記録された復号キーがなければ情報が読み取られない暗号化技術を組み込むことで、堅牢なセキュリティを実現します。
メカニズム
本技術は、コンピュータ機器へ文字情報または位置情報を送信する情報端末機器として機能します。複数の入力項目と文字列を対応付けて記録した書換え可能メモリ(例:USBメモリ)が着脱可能であり、モード切替え手段により手動入力の第1モードと自動入力の第2モードを切り替えます。第2モードでは、ユーザーが選択手段で入力項目を選ぶと、対応する文字列が書換え可能メモリから自動的にコンピュータ機器へ送信されます。機密情報は暗号化され、復号キーは情報端末機器内部の不揮発性メモリに安全に記録されるため、外部からの不正アクセスやメモリ紛失時でも情報漏洩を防ぎます。
権利範囲
AI評価コメント
本特許は、残存期間が15年以上と長く、長期的な事業基盤の構築に貢献します。審査官の厳しい先行技術調査と拒絶理由通知を乗り越え、意見書と補正書で権利範囲を明確化・安定化させたSランクの強固な権利です。高い独自性と市場ニーズへの合致が評価され、導入企業は安心して技術を活用し、市場での優位性を確立できるでしょう。
| 比較項目 | 従来技術 | 本技術 |
|---|---|---|
| 機密情報の保存場所 | クラウド/OSメモリ内 | ◎物理的外部メモリ(メモリマップ外) |
| セキュリティレベル | ソフトウェア依存/ネットワークリスク | ◎物理的分離+暗号化 |
| 自動入力の利便性 | アプリ連携/ブラウザ拡張 | ◎デバイス連携による汎用性 |
| デジタル資産継承 | 困難/未対応 | ◎復号キーによる確実な継承 |
| オフライン利用 | 一部制限あり | ◎完全対応 |
従業員1,000人規模の企業で、1人あたり年間10時間のパスワード管理・入力業務が本技術により50%削減(5時間削減)されると仮定します。平均時給3,000円とすると、年間削減効果は1,000人 × 5時間 × 3,000円 = 1,500万円。さらに、情報漏洩リスクの低減による潜在的損害回避効果(例えば年間1,500万円)を合わせると、年間約3,000万円の経済効果が期待できます。
審査タイムライン
横軸: セキュリティと利便性の両立度
縦軸: 導入コストパフォーマンス